悔いのない学生時代を

7月はじめに渡欧し、ザルツブルク・モーツァルテウム・サマーアカデミーに参加していた愛穂ちゃんから、「教授の推薦によりアカデミーの修了コンサートに出演させていただくことができました」と嬉しい報告がありました。新しくなったモダンな校舎のホール…「演奏会当日は満席のお客様でとても緊張したけれど、心から楽しんで弾くことができました」…とのこと。長く取り組んだシューマンのソナタ1番もこれで一区切りですね。アカデミーに参加できたことは何よりの財産になったことでしょうに、更に修了コンサートに選抜され多くのお客さんの前で演奏できたことは、本人の中の音楽の火種をより一層大きくしたに違いありません。

私たちの仕事は、一生学び続けなければなりません。実際は、学生でなくなった時点で手を動かし続けるも手を止めるも本人次第。どこまでやりたいかは本人に委ねられているのだけど、学び続けることでより世界が広がり、高揚感が増し、一層あなた達の人生を豊かに支えてくれるに違いありません。

そのためにも、学生時代は生涯消えることのない火種をとにかく大きくしておくこと。これは、自然に任せておいて大きくなるものでは決してないので、手を動かすことをやめず、チャレンジを恐れず、同時に音楽以外の見聞も広げ、音楽家としてだけでなく、人としても丁寧な歩みを続けて欲しいです。

皆さんが持ち帰ってくれるヨーロッパ音楽のイントネーションに深い学びの機会をいただき、エネルギーに心躍らせ、皆さんが経験を重ねるたびに、私たちも多くの学びをいただいています。ありがとう。

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