一つめの柱「好き!を増やす体験」
自ら動く事は、何より人を伸ばします。「好き!→もっと知りたい!→もっともっとできるようになりたい!」という、心のリズムを生み出すことこそが学びの原動力になっていくのだと、日々の指導から実感しています。「今日も弾きたい、明日も弾きたい」と思えるほどの"好き!"を、心をこめて育んでいきたいと思っています。
二つめの柱「自信につながる技術」
ボタンを押しただけのような同じ音色ばかりが並んでいる演奏ではなく、流暢で、多様な音が幾重にも折り重なった演奏は、なにより弾いている本人が本当に楽しいものです。そうした演奏ができるようになれば、ピアノを弾くことは、もう日常に欠かせないものとなっているはずです。しかし、本当の意味で、ピアノを自由に操ることができるようになるには、手のこと・身体のこと・呼吸のこと・西洋音楽の楽譜の方程式のことなど、傍らで実際に手を添え、根気よく導き育てる必要があると実感しています。そうして初めて、「明日もまた弾きたい!」と思える演奏ができるようになっていくのです。
皆さんが様々な"壁"に直面した時、決して根性論や、センス・感性などの言葉で、個々の可能性を見過ごしてしまわぬよう、その都度、一人一人の心に寄り添い、具体的な向き合い方を指し示していける教室でありたいと願っています。