放置されたままの読譜力と演奏能力


夏休みの課題がどっさり返ってきました。

まずはこの夏も皆さんに取り組んでいただいた「初見大会!」のお話。中には、7月も終わらないうちから、2冊・3冊とお代わりを持ち帰ってくれる子もいて、皆んな本当にびっくりするくらいの曲数を弾いてくれました。夏休み終了と同時に初見も終了。「え〜〜!!終わりなのぉ?。もっとやりたかったぁ〜」との声が本当に多く、正直、どうして皆んなこんなに初見が大好きなのか、先生(←私)はハテナ??がいっぱいですが(・・??夏休みならではの遊びのお仲間に”ピアノ”も混ぜてくれて、嬉しい限りです(^o^)☆♪。

初見課題は、あくまでパッと見て弾く練習なので、深く弾き込むことはせず、拍子や調号、リズムや指使いがあっていて、最後までなんとか弾くことが出来たらOK!としています。ですから、もしかするとかなり雑に弾いてる子もいるでしょうね^^;……。お家の方は「え〜?こんな感じでいいのぉ?」とお思いでしょうが、ハイ!それでもいいのです。まずはひたすら、「音符を手に移すとは?」を擦り込む訓練です。流石に、ひと夏に50曲.60曲.100曲.200曲と取り組んだら、皆んな、どんどん読めるようになっていますよo(*^^*)o♡ 予め全ての楽譜に目を通して、脳をいざなうためのアドバイス書きは大変ですが、また来年も是非チャレンジしてくださいね!!

自宅練習を嫌がる1番の理由は、楽譜へのハードルが高いこと。フラッシュカードや、単音読みのドリル、カルタなど、紙の上だけの訓練を長い期間なさっている方も多いと思いますが、ある程度広い音域までの”単音読み”と、リズムが読めるようになれば、あとは、楽譜は自然に読めて弾けていくもの…とお思いではないですか?いえいえ、それはとんでもなく甘いです。平仮名50音や野菜の名前をただ覚え、ただ書けるなら誰でも簡単に出来ます。大切なのはその次。その羅列をどんなプロセスで指に移していけばいいのか…。特に、指の自由がきき始める導入期終わり頃から(5指の音域を超えるあたり、小学1年生頃から)、フレーズを指に移していくプロセスを、根気よく細やかに丁寧に導いてあげる必要があります。その時期に、具体的な指への道案内を怠ると「単音なら読めるけれど、楽譜になると弾けない」という子が出来上がってしまうのです。楽譜のどこに何が書いてあるかあまりよくわかっていないまま、演奏だけそれらしく、素晴らしく弾ける…というお子さんはいらっしゃいませんか?ポピュラー系のストリートミュージックのような形でしたらそれも成り立つかもしれませんが、クラッシックピアノを習っていらっしゃるのでしたら、残念ながら、以後独りでに読譜の力が改善されることは難しいと思います><。“放置されたままの読譜力”は、演奏能力に”歪み”という形で現れてきてしまうことを、周りの大人の方達がはやく気づいてあげられるといいですね。

本来楽譜は、絵本や小説のように、読むこと自体ほんとうに本当に楽しいも。私たちの心を冒険の旅へと連れて行ってくれる”ワクワク”の塊です。多くの子供達が思っている「面倒くさい!!」の先には、とてつもなく楽しい時間があることを知って欲しいです。”スラスラ弾ける!”だけでなく、もう一歩先の”本物の芸術を愉しむ”という時間を、多くの皆さんに味わってもらえるよう、どんな道案内が必要なのかいつも柔軟に考えていけたらと思います╰(*´︶`*)╯♡

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