練習の引き出しを増やそう!

夕方、窓の外のモッコウバラの葉に、夕陽が映ってキラキラと光っていました。レッスン室の中でも発表会を目前に、太陽の光に負けないくらい沢山のエネルギーが行き交っています。幼稚園や小学生の皆さんは、キラキラした目で楽しくピアノに向き合ってくれていますし、大きな生徒さん達も、一つ一つの音を丁寧に作り上げていく様子から、皆んな本当にピアノが好きなんだなぁ〜と嬉しくなります。また、マスターコースの小学生の皆さんは、自宅練習で上手く出来なかったところを質問事項にまとめてノートに書いてきてくれたり、レッスン中もその場で沢山質問をしてくれたりと、積極的な姿勢に毎回感心しています。10歳にも満たない子達にとっては、ノートいっぱいの練習課題は本当に大変だろうけれど、ここからも、自分のピアノがどんどん色鮮やかになっていく様子を楽しみにピアノ練習に向き合ってくれたらと思います。

作曲者がどんな思いを込めてその作品を作ったのか、天国へ電話をかけて尋ねるわけにもいかないのだから、”楽譜”の中から一生懸命答えを見つけ出してくださいね。どんな音を出せばいいのか。どんな色にするのか。どのくらい高揚させるのか。高揚したエネルギーをどんな風に冷ましていくのか……。

考えることをやめないで、同時に心に問いかけることも忘れないで、是非自分なりの答えを出してみて欲しいです。答えが出たら、じゃあそれを音にするにはどうすればいい?もし、皆んなの引き出しの中を探してみて相応しい練習方法が見つからなければ、遠慮なく質問してくださいね。その時はまた新しい引き出しを提案してあげますよ。そうやってコツコツ集めた練習の引き出しは一生の財産になります。是非大切にして自宅練習に生かしていって欲しいと思います。みんな、頑張って〜!!

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