生徒さんのコンサートのお知らせ

10/13月曜(祝日)、中部ショパンコンクールの入賞者コンサートに教室の生徒さんが出演させていただきます。

本場ポーランドのショパンコンクールも盛り上がっていますね。私も一次から沢山の方の配信を楽しませていただいていますが、つくづく、ショパンを弾きこなすのは本当に難しいなぁと痛感しています。今回中部ショパンコンクールに挑んだ小学生の生徒さんも、マズルカとポロネーズに向き合ってくれましたが、ショパン作品の練習の引き出しが何もない小学生さんにとって、ショパンに取り組む事がどんなに大変なことか…。

ショパンの音楽は、テクニック、ハーモニー、リズム…どれをとっても唯一無二の”これぞショパン!"というものばかり。それらを弾き分けられる脳(耳)と道具(手)は、今日明日に育つものではありせん。特にレガートのテクニックは、見様見真似ではすまされない。感性だけでは乗り切れない。昨日できたのに、今日やってみたらまたできない……。ハーモニーの色、リズム、レガートの歌わせ方…どれも毎日毎日コツコツ積み上げないと成り立たないものばかりです。そんな難しいショパンだからこそ、小さな頃からショパン音楽に触れて、ショパンが幼少期に作った作品から順に学んで、ショパンの世界観を味わっていって欲しいと思います。

小学生さん達、本物のショパンに届く日はまだずっと先ですが、その時々一生懸命考えて、子供達のその時その時の等身大のショパンを、精一杯弾いていって欲しいと思います。

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