マスターコースのためのヨガレッスン

今週はマスターコースの為のヨガレッスンでした。以前は、2〜3人でしていただいていましたが、コロナ禍の為マンツーマンでのレッスンです。

ピアノ科の学生さんは、ひたすら前傾の同じ姿勢で練習を続けるので、胸は狭くなり、呼吸が浅くなっていきます。より良い演奏のために”呼吸はとても大切”…と、重々わかっているのに、練習が煮詰まってくると思考も狭くなり、その事になかなか気づけないのが現状です。特に試験やコンクール前など、練習時間が延びれば延びるほどますます呼吸は浅くなり、どんどんトンネルに入っていってしまいます。また、毎日同じ姿勢で何時間もピアノの前に座り続けるので、どうしても体が固まりがちです。実は、体が硬くなってしまってるから思うように弾けないのに、原因は手指にあるのではないかと更に練習を続けて、筋肉もどんどん疲労し、ますます逆効果です。

上村知未先生は、月に一度、そんな凝り固まってしまった学生さんの体を、60分間たっぷりとリンパ整体施術でほぐし整えてくださいます。またヨガのレッスンでは、呼吸法を中心に、各々の体の癖や悩みにあったストレッチ法など丁寧にアドバイスしてくださいます。先生の気さくなお人柄もあり、皆、先生のことを本当に頼りにしていて、悩める学生達の何より心強い味方です。皆さんの大切な体のために、”より良い演奏”のために、それぞれアドバイスいただいた事は、毎日しっかりと実践して欲しいと思います。

「練習の合間に胸をしっかり開きましょう。ただし、胸を開こうとすると、どうしても亀さんのように頭を突き出してしまいがちなので、頭はスッと真っ直ぐにして、そのまま腕を引き上げ、肩甲骨同士を引き寄せくっつけるイメージで行いましょう」と上村先生。

日常、いざ練習が始まると、頭は楽曲のことばかりになってしまうと思いますが、ピアノ椅子に座ったままで大丈夫! 練習中30分に一回は頭を切り替え”胸を開くストレッチ”(肩甲骨同士をくっつける)をして、しっかりと呼吸を整えましょう!

(ヨガレッスンについての詳細は、ホームページのコース紹介より、「ピアノマスターコース」のページにてご覧ください)

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