室内楽の楽しさ

ピアノという楽器は孤独ですよね。それもこれも、「1人オーケストラ!!」を売りにしてるのですから当たり前ですが(^^;) 

ピアノ演奏は、同時にメロディーも弾いてバスも弾いて、それに加えて副旋律や内声の和音パートも担当して、時々打楽器も鳴らして、おまけに最終的には指揮者にもならなくてはいけない、本当にスーパーマンのような楽器です。

一つの楽器でこんなにも沢山の役割を担当しなくてはならない楽器なのに、あっちもこっちも全て自分自身の手や脳みそがやってるもんだから、各楽器の特徴を掴んだ音色でそれをバラバラに考えて弾くのは至難の業><、脳みそや手はもう魔法使いレベルです。

それ以前に、「左手はチェロのように弾いてみようか」と言ってみたところで、チェロってどんな音色?……。「ここはレガートでヴァイオリンみたいに滑らかに弾いてみよう」……本物のレガートってどんなふう?……。特に小さな子たちは、想像すらできないでしょうから、積極的にコンサート会場に足を運んで、本物の楽器の音色を聴くことはとても大切ですね。更には、実際に楽団に混じって室内楽を体験すると、もうこれそのものが生きた体験です。特にピアノ専攻の学生さんは、室内楽の体験があるのと無いのとでは、作品を掘り下げる上で各パートに対する臨場感がまるで違います!!

こればっかりはもう言葉では言えません(^^;) とにかく勉強になる!!とにかく楽しい!!!

皆さんも楽団の一員になって、生きた音楽を体験しましょう!!

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