音をつくるということ

昨日は2/4開催予定のEarly Spring concertのリハーサルでした。出演者の皆さんにとっては初めてのファツィオリ…。会場のスペースや楽器の大きさからしていきなり当日を迎えるには無理があると思い、昨日は1人1時間ずつ弾かせていただきました。特に音楽学生さん達は、”本番”といえば”広いホールとフルコンサートピアノ”というのが当たり前で、今回お邪魔したカーザップラウジさんのような、お客様がすぐ目の前という”サロン”のような場所はイレギュラーです。みんな一体どんな風に弾くのだろう…と、とても楽しみに伺いましたが、本当に本当に勉強になりました。

さすがファツィオリ! サイズは小さくても、弾き手が何を考えて日頃どんな練習をしているか、全て手に取るようにわかってしまいます。良くも悪くも手がやったこと一つ一つ、弾き手の頭の中を全て露呈してくれるので、感性だけで安易に音を出すとたちまち音が並んでしまいます。丸6時間、ぶっ通しで演奏を聴いて、私自身日頃は気づいてあげられなかった長所も短所も山盛りの宿題を持ち帰ってきました><。「音を作るということ」に真剣に向き合える本当に良い機会をいただきました。期限はあと1週間。みんな、今週どんな練習をするのかな。

お席の方はほんの僅かですがまだございます。ご興味ある方はどうぞお早めにお知らせくださいませ。

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