大学生や高校生のお兄さん・お姉さんが、今、自由自在に素敵な演奏ができるのは、小さな頃から”好奇心”を大切に温めてきたからです。人によっては亀の歩みで…。人によってはウサギのジャンプ力で…。その人その人にあった自分の本当の歩幅を見失わず進んできたからです。駅弁買って鈍行列車に揺られたり、時々急行列車に乗ってみたり、本当にたまに大慌てでホームに駆け込み特急に飛び乗ったり…。それでもいつも景色をしっかり眺めて、しっかり深呼吸しながら、心躍らせて進んできたからです。
楽譜の道理もわからないまま、ご褒美を目指して真似っこマシンを育てるのは案外簡単です。一緒に楽譜の奥のほ〜うを覗いてみるから時間がかかるし、だから数年後、”音楽”が大大大親友になるのです。全ての音の一つ一つが、つくった人(作曲家した人)の計り知れないエネルギーなのですからね。
言われた通りでなく、自分の心でね。
言われた通りでなく、自分の頭でね。
誰かの歩幅でなく、自分の歩幅で歩くんですよ。
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