ピアノを弾くということは、自分の心と向き合うことの連続ですね。ましてや、人前で弾けるまでになる為には、本当に面倒な作業の連続です。
世の中、コロナも相まってますますネット化が進み、ボタン一つで何でもできる時代になってきました。そんな中、芸術を学ぶにあたりそのアナログなプロセスが、いかに子供達の心を刺激しているか痛感する日々です。
春に開講した「音のあとりえコース」では、小さな子の行動や言動に触れるたび、このスピーディーな時代だからこそ、小さな頃に思い切り”寄り道・まわり道”をしてあげたいと感じます。寄り道をする事は、もしかしたら若いお母様方にとっては勇気のいる事かもしれませんが、それらの音楽体験が、子供達の将来の”ここぞ!“という場面で、ポジティブな創意工夫に溢れた力を発揮してくれることと思います。
私1人でやってる事ですので人数に限りがありますし、毎日の振り幅が半端ないですが、つくづく、先日の発表会でリストを弾いた子も、シューマンを弾いた子も、ショパンを弾いた子も複雑な現代曲を弾いた子も、みんなみんなここからスタートしたのだと思うと本当に感慨深いです。
ここからも、心を込めて”寄り道”をしていきたいと思います!
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