Concert 2022

先日、無事にConcert2022発表会を終演しました。
第一部は一般コースの生徒さんたちで、ステージデビューの小さな生徒さんから主婦の方まで。第二部はマスターコースの生徒さんたちで、中学生から国際コンクールを控えている専門大学卒業の方まで、みなさん各々の音楽を精一杯演奏されました。
 毎年言っていることですが、年に一度の発表会は、生徒さんから私への成績表のようなものです。
ここから1年先・2年先…その時何ができるようになっていて欲しいのか、今年も沢山の気づきがありました。ありがとうございました。
 
一般コースの方々は、年に一度の発表会の時にだけ、フルコンサートピアノを触ることになります。日頃、自分のお家で弾いているピアノから比べたら、出せる音色が一気に増えるので、大きなピアノを操るのに少し戸惑いながらも、自分の指から紡ぎ出される思っても見なかった音に心が動いたことと思います。また、それを聴くご家族の皆さんは、ご自宅では聴くことができない我が子の多彩な音に、心から感動されたのではないでしょうか。
 また、マスターコースの方々は、各々の本番に向けて色々な確認が出来たことと思います。フルコンサートピアノをどう操るか.…ご自宅のグランドピアノとは勝手が違うので、ただ練習通りやるのではなく、その時々のホールで、その都度リアルタイムで、音幅・バランス・ペダリングを頭と耳を駆使して考えながら、響きをよく聴き演奏して欲しいです。全ては「伝えたい!」という気持ち。どうやったら伝わるか、伝わる演奏にするためにはどこを掘りさげるか、どんな練習をすべきか…。
 
 どちらのコースの方々も、日頃のレッスンでは、ピアノは”1人オーケストラ”ということを頭に置いて、少しでも色々な音が出せるよう、指のこと、体のこと、工夫を重ねて練習課題を決めています。その甲斐あって、皆さん、一昨年より昨年、昨年より今年と、着実に音の引き出しが増えているように思います(拍手!)
 発表会では、日常経験することのできない楽器と空間で、この一年頑張って作ってきた自分の音楽を、実際に色々とやってみて(指や体)、確認してみて(耳)、そして存分に楽しんでほしいと思います(心)。
 
 日頃からご協力くださり、そして暖かく見守ってくださっているご家族の皆さんに、沢山の心のプレゼントができたようで、本当に嬉しく思っています。まだまだ沢山感動していただきたいです♪
また次の一年も、精一杯サポートさせていただきます!!

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