原点版に基づくバッハ作品の演奏解釈を学ぶ公開マスタークラス

ライプツィヒ音楽大学ポール教授来日記念「原点版に基づくバッハ作品の演奏解釈を学ぶ公開マスタークラス」終了しました。レッスン生として参加させていただいた生徒さんも、はじめこそとても緊張していましたが、ポール先生の終始やさしく暖かな言葉の数々のおかげで、リラックスした雰囲気の中たのしくレッスンを受けることができました。

今回のマスタークラスで学んだことは「特別を見つけよう!」ということ。

インヴェンション15曲のなかで、その番号にしかないことは何か。場面場面で新しく出てきたことは何か。あらゆる場面の、違いを見つけ、同じを見つけ、常に「特別」を探して、その「特別」をどう音にしていくか……。この様な内容のレッスンを、決して堅苦しくなく、難しくなく、この日ポール先生がレッスン冒頭で仰った「さあ!今から私と一緒に、この作品にしかない”特別なもの”を探す旅に出よう!」との言葉通り、終始ヨーロッパの香りに包まれた、実に芸術的な旅の時間でした。

そしてこの日は、贅沢にもヤマハさんの現在最高峰とされるCFXを使ったレッスンで、生徒さんもいつもホールで弾いているコンサートグランドとは別格の感触だったことと思います。このような素晴らしい機会をくださいましたヤマハさん、そしてポール先生へお繋ぎくださった兼重稔宏先生、本当にありがとうございました。

やっぱりクラシック音楽は西洋のものだなぁ〜。日本の「どこか大人主導の音楽」とはまるで違って、自ら考え、自ら生み出す音楽。長女も再三言っているけれど、ヨーロッパで勉強している人は受け身でピアノを弾いている学生は誰もいなくて、沢山考え、探して、とにかく知りたい!と思っている。長女が言う通り、常にヨーロッパの方を向いていないとバッハは弾けないなぁ〜、ベートーヴェンは弾けないなぁ〜、ショパンは弾けないなぁ〜。ヨーロッパに行ってそれを探したらあちらこちらにヒントは見え隠れしているだろうけど、日本の中でそれを探そうと思うと果てしない時間と、そして相当の努力が必要だなぁ。

現、音楽学生は勿論のこと、一生懸命ピアノを学んでいる子たちが、将来も変わらずピアノを好きでいてくれたら、どんな形でもいいから、一度でいいからぜひ是非ヨーロッパの生のクラシック音楽を見てきて欲しいです。クラシック音楽を学ぶという事は、”手法を知っている人から、やらなければならないことを丁寧に根気良く学ぶ”というだけのものでは決してなく、何百年と続いた素晴らしい遺産を、好奇心を持って探究していくもの!。そのことを皆忘れないで欲しいです。 

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