先日、海で拾った貝殻を持ってきてくれた生徒さんがいて、「うみのおみやげ〜」と言って封筒からジャラジャラ〜っと貝を出したと思ったら、いきなり「なんのしっぽでしょ〜うか!」と、貝殻を次々お尻に当ててクイズが始まりました><“し・し・しっぽ???なんで貝殻なのに尻尾?????”その、突拍子もないしっぽクイズに、可笑しいやら可愛いやらで疲れも吹っ飛びましたが………ちびっ子の発想は計り知れないです(*´꒳`*)
そして、忙しかった受験期間も終わり、良い結果をいただきホッと一息…というのも束の間、また次の一年に向けて新しい方達の為のレッスンの準備に追われています。特に小さな方達のテキスト選びや教材づくりは、やりたい事がたくさんで何時間かけても尽きなくて><でもこの時間、大変ながらも本当に楽しい時間です。
そんな中でいつの時も思うことは、どのお子さんも両手放しでピアノが楽しくなるよう、譜読みが苦にならない子に育って欲しい〜〜♪ということです。それを念頭に入れ慎重に教材や課題を準備しているつもりですが、実際には”譜読みって難しいし、めんどくさい!”そう思ってるお子さん、まだまだいらっしゃるかもしれません>< だとしたらそれは私の責任ですね、頑張ります( ̄^ ̄)ゞ
実際、世の中には、かなりの確率で音読み嫌いと思ってる方が多いと聞きます。最近では、そんな方達のために、導入期のテキストやワーク、グッズなど次々と生まれていますし、ネット上でも”○○メソッドの認定講師になりませんか?!”と、最近、YouTube時代が来てからは、特に個人の先生方が開発?された沢山のメソッド宣伝がすごい勢いです^^; テキストもメソッドも、その数は目移りするほどで、私たち講師は、その中から本物の音楽を見つけるために、どんな心構えで、何をすればよいのでしょうか。
私の教室でも、音楽家の卵さんたちが学校を卒業して指導者になっていく方達もいらっしゃり、生徒さん達から、指導者としての悩み・疑問・相談を受けるたびに、やはり皆悩んでいることは導入期の譜読みについてです。私もここ2〜3年、沢山の時間を導入期の教材研究に費やして、古いテキストから新しいテキストまでかなりの量のテキストを穴が開くほど勉強させていただきました。でも結局は、お子さんによって能力も興味も様々で、その多様さは本当に繊細ですから、テキストまるッとそのまま右から左へならえ!というわけにはいかないように思います。どんなメソッド、どんなテキストを使うにしても、やはり最も大切なのは”自分自身の技術と経験”です。どんなテキストを使っていても、それぞれ生徒さんの力をよく見極めて、その都度、臨機応変に決断していかなければならないことも多いと思います。教室の卒業生さんも、自分なりに足したり引いたり、時に自分自身が自信を持って横道に逸れたり…メソッド丸ごと右にならえ!ではなく、あくまで、どちらにも自由に変化する”芸術”そのものを育んでいける先生に育っていってくれたらなぁ〜と思います。
次回のブログでは、若い新米先生の為に”音読み”について、少し具体的なお話をさせていただいと思います♪
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