10月28日(土)東海市芸術劇場にて、教室生の井上夏結ちゃん(菊里高校音楽科3年)が所属している「合唱団CORMI」の第5回定期演奏会が行われます。
同合唱団は、日本を代表するソプラノ歌手 飯田みち代氏と、ハンガリーに拠点を置く指揮者 井﨑正浩氏の下、声楽・オペラ・合唱を通じて、歌い演じる歓び、人との絆を大切に理想の音楽を求めて活動されている合唱団です(←CORMIホームページより)。団員はプロの方から楽譜の読めないアマチュアの方まで実に様々な方が所属されているそうですが、初めてこの合唱団の歌声を聴かせていただいた時、ヨーロッパ的な素晴らしい発声と、その音楽性にただただ圧倒されました。しかも、最高齢は88歳のご婦人とのこと、人生の大先輩方のエネルギッシュな活動に心から励まされると共に、プロ・アマ分け隔てなく全ての方々に本物の音楽をご指導されている両先生には、本当に敬服の念しかありません。
また、夏結ちゃんはこの夏休み、文部科学省トビタテ！留学Japan「日本代表プログラム」に見事合格し、奨学金を得て、ウィーン国立音大で開催されたマスターセミナーとハンガリーオペラセミナーに参加されました。高校最後の夏休み、ひと月以上に及ぶ初めてのヨーロッパ研修は、どこもかしこも音楽に溢れていてとても楽しかったそうです。日頃の教室レッスンでは、百合子先生が色々と留学準備のサポートレッスンに奮起してくれていますが、中学2年の時、生徒さんのご紹介ではじめて教室に来てくれたあの夏結ちゃんが、音楽科に進学してまさかヨーロッパを夢見るだなんて、想像すらしていませんでした(^^;;。
“夢”は夢見ているだけではただの夢。夢を現実のものとする為には、とにかくまずは一歩を踏み出すこと。その一歩が次の一歩に繋がって、更に次の一歩に繋がって、そうして着々と夢へと繋がっていくのだと思います。途中で足踏みしたり失敗したり戸惑うことも多いけれど、いつの時も、次の一歩を踏み出す事を恐れずにさえいれば、その時また、必ず何かしらのその先の道へと繋いでくれると思います。一歩一歩はほんの少しの勇気。その少しの勇気が積み重なったらとてつもないエネルギーになること、皆んなに知って欲しいです。
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